必要ある?なし?子どもの習い事
ニコニコピアノ教室は令和5年2月から新しい教室になります!
綺麗で楽しみです〜🎶
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さて、本題です。
私自身は個人でピアノ教室の講師を仕事としているので、ここではさすがに「お子さんに習い事はさせなくてもいいですよ!」とは言い難いものです。
今回のブログでは、「子どもにとって必要な習い事って?」というところに焦点を当てて書きたいと思います。
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「習い事の極意」
技の習得と経験。
この二つが習い事に含まれていると思います。
子どもが、自分の親がピアノを弾ける家庭に生まれたら、まずは親に習うのが習い事についての一番最初の経験だと言えます。
子どもが、サッカー選手のお父さんからサッカーを教えてもらうのはごく自然な流れです。
私で言えば、たまたまピアノの楽譜が読めて弾けるからこそ、我が子にもピアノを教えたいという想いが込み上げてくるので、娘にはピアノを教えています。
家で子どもがお母さんに料理を教えてもらったり、掃除の仕方を教わったりするのも立派な習い事だと私は言いたいわけです。
私の基本的な考えとして、親が子どもに教えられること(技術)は親が教えるべきだと考えています。
我が家ではピアノや水泳がそれに当たります。
しかし私(親)が出来ないことは英語なので、英語については子どもには教えられないので外の教室で習わせています。
家庭の中では賄いきれない事柄については外注する、つまり親子の関係では生み出せない技術については「外で習わせる」のです。
ここで教室の出番が来ます。
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先日ピアノ教室に、新たに生徒さんが入会しました。
私はそこで改めて自分と誓うのです。
「この生徒さんにもピアノを楽しんでもらおう」
・生徒さんにはピアノを弾けるようになってもらいたい。
・生徒さんには楽譜通りに弾いてもらいたい。
私がピアノ教室を始めて5年くらいはそう思っていました。
“習い事の教室なんだから”
“お月謝をいただいているんだから”
私は生徒さんにはきちんと技術を身につけてもらいたいとばかりを目標にしていました。
しかしそんな高度なことは「楽しんだあと」でいいんだと、気づいたのです。
私にそれを気付かせてくれたのは、私の実の子どもです。
5歳になる我が家の長女は、親に自分の気持ちをはっきりと言える子です。
「もうピアノはヤダ」
私も落ち着いてきちんと向き合って彼女の話を聞くと、彼女が嫌がっている理由がわかりました。
「楽しくないから」
「つまらないから」
私は完全に指導方法の間違いに気付かされたのです。
楽しくないことをなぜ続けないといけないのか、子どもはわかりませんね。
私は過去のことを振り返ってみました。
・しまじろうのDVDを観ながら一緒に踊ったこと。
・おかあさんといっしょを観ながら一緒に歌ったこと。
・私が歌う童謡に合わせて一緒に手拍子をしたこと。
そこにはいつも娘の笑顔がありました。
娘はいつも音楽を楽しんでいたじゃないか。
私は娘にピアノをさせたくてずっと準備をしてきたじゃないか。
なぜピアノは嫌のか。
ピアノも音楽じゃないか。
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今年2022年のピアノ教室の発表会に、我が家の長女も参加しました。その日の娘との記録をInstagramに書いたので読んでもらえたらと思いますが、
発表会は控えめに言って最高でした。
娘がそれまで練習し続けてきた曲を、お客さんの前で弾けた勇気には感動しかありません。
本番の一週間前に、前途した娘からの「ピアノはイヤだ」発言があり、それを機に私は「音楽とピアノ」について考えさせられ、加えて「習い事と家庭」についても一緒に考えました。
習い事をさせる上で重要なことは「継続」です。
週一回のレッスン以外に、自宅で復習を続けることが習得への鍵です。
娘との毎朝10分間のピアノ練習については、Instagramでも報告していますが、そこでは週に一度は「先生と生徒」になれたとしても、それ以外は「母と子」の関係です。
いかにピアノを継続してもらえるかは「母(親)から子への声掛け次第」だと、確信しました。
私が母として子どもに用意したことは、「時間」です。
上達の鍵が継続することなので、子どもにはピアノを練習するための「時間を与える」必要があります。
ご家庭によって状況は違うと思いますので私の例は参考までにしていただければと思いますが、
私は毎朝8:20〜8:30までを娘のピアノ時間として与えることを決めました。
ピアノ時間として決めたのは、12月の発表会に出ると娘と相談して決定してからなので、9月中旬頃からのことです。
時間が少しズレて8:28〜8:33となってしまっても、弾く時間が3分間や5分間になりそうだとしても、毎朝ピアノ教室に寄ることを辞めようとしたことはありません。
お陰で、娘は私と喧嘩してても、もちろん気分が良くても、「毎朝ピアノを弾いてから幼稚園に行く」ことを一度も拒否することなく、習慣にしてくれました。
発表会が終わって一週間が経った現在でもその習慣は無くなっていません。
(今回の発表会に出た結果、ありがたいことに本人はピアノをもっと弾けるようになりたいと思うようになったようです。)
私が先生としての立場で娘に意識したことは「間違ってもいい、やってみよう、合わせてみよう」「できることを多くやらせよう」です。
ピアノ教室では、前々からそれを念頭に生徒の皆さんには指導していたつもりでしたが、娘には発表会前には厳しくしていたと反省しました。
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発表会前2.3日前から、本番、翌日〜一週間後に掛けて、私と娘は「音楽を楽しんでいます」。それがピアノという楽器を通して出来ているので、ピアノ教室の講師である母としてはより一層嬉しい気持ちです。
子どもが「やりたい!」と言った時に、親が教えたり、外注することは大いに喜ばしい作業ですが、子どもが「やめたい」「やりたくない」と言った時の対応が実は親にとっては一番重要な仕事だと思っています。
習い事に対してその子がその後の人生で「ずっと嫌」な印象を持ち続けるのか、「嫌な時もあったけど、好きと思える」と良い印象を持ち続けるのかでは大きく違います。
箸の持ち方や鉛筆の持ち方一つとっても同じだと言えます。
「習い事」の一つなのですから。
そこから言えることは、習い事の必要あるなしの見極めは、教室の先生ではなく「親」です。
私のピアノ教室に通っている生徒さんの親御さんにも言えますが、我が子にとって有利な習い事は進んで行ってもらい、子どもが習い事に対して嫌な思いをしていたら、それを解決させるために親子で話し合いをしてほしいと思います。
子どもにとって親は一番の理解者ですからね。
私もこれから子どもが成長していく中で、子どもの習い事や勉強とたくさん向き合うと思います。その都度子どもとたくさん話をして、習い事の方針は一緒に決めたいと思っています。
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ニコニコ先生日記
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近々娘との連弾を載せたいと思っています♪