子どもの「もっとやりたい!」を引き出す
ニコニコ先生は、個人ピアノ教室を運営し、自身の子育てを経験する中で、教育や育児とは何かを考えることが多くなりました。
一つ確かなことは、子どもには「教育」が大事だということです。
私は教育の基本は、子どもが「自分で生活することを教える」ことにあると感じています。
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家庭環境の状況により"目指す教育とうちも同じような教育をしよう!"と思っても、不可能なことはあります。
まずは自分の家庭では何が可能で、何が不可能なのかを分けること。
可能なことだけをやっていくという形態でいいも思います。
今回は、「ニコニコ先生のお子さんはピアノを習わないんですか?」という質問について。
ニコニコ先生の仕事はピアノの先生です。我が子は自分の母親の仕事がピアノの先生であること、母親の仕事に生徒さんがいること、家ではピアノの練習をしていること、それらを理解できる歳になりました。
我が子は4歳と1歳の二人で、上の子はもう幼稚園に通っています。
ピアノを習わせないのか?という質問ですが、はっきり言うと、環境を整えてから始めようと考えていてピアノ指導が遅くなったという感じです。
いつになったら環境が整うのか?
私の答え
→いつになるかわからなかったので始めてみた。
というのが答えです。
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私の家庭環境はさて置き、
うちの上の子には、つい1週間ほど前からピアノ指導を始めました。
それまでは、鍵盤の前では適当に弾いていた、ということです。
最新の練習曲は『かえるのうた』で、一番初めに弾いたのは『きらきらぼし』でした。
写真でわかる通り、音符が書いてあるいわゆる「楽譜」ではなく、階名唱が書いてあるだけの「手書き譜」を使用しています。
また、楽器は電子ピアノで、練習はピアノ教室のレッスン室ではありません。
実は、娘がピアノを弾くことになったのは、ニコニコ先生のピアノ教室でプレ・ピアノレッスンに通っているもうすぐ3歳児さんのレッスンの準備として、我が子に模擬レッスンを受けてもらったのが理由です。
生徒さんと我が子のピアノを弾くという導入については同じですが、決定的な違いはこの「楽譜」です。
教室に通ってくださる生徒さんには「楽譜」を使用して指導をしています。。
それは教室の性質上、講師は生徒さんの練習の補佐をするという観点からカリキュラムが成り立ってるからです。
しかし家庭での我が子への教育の場合は、親ができる範囲の知識を教えることで「教育」が可能です。
実際のところ、教室で多数の生徒さんを指導して、家でも我が子にピアノを教えることはとても重労働です。
そこで我が子にはピアノ指導については「教育」の観点から必要な部分だけを取って指導することに決めました。
我が子のピアノ指導の導入
・指は1と3でドーナツの形を作り、全音、中指で弾いています。
・「きらきらぼし」は右手、左手、どちらでも弾けるようにしています。
・「かえるのうた」は音符が多いので、両手を交互に使ってメロディを弾いています。
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私は我が子が生まれる前からピアノ指導を仕事にしていたので、もちろん自分の子どもにもピアノを弾いてもらいたいという希望はありました。
しかし私が実際にピアノ指導を開始したのは4歳を過ぎた頃でした。
我が子の音楽的センス
・アニメの歌は歌詞を覚えて歌う
・童謡は階名唱でも歌う
・曲に合わせて適当に振り付けして踊る
以上のことから、ピアノ指導の開始は遅かれど、やはりピアノを弾くことは脳トレにいいので、我が子はピアノを学ぶ時期に達したと判断しました。
我が子に「今ピアノで練習している楽譜は何枚?」と聞くとこう答えがありました。
“2枚!もっと楽譜が増えたらいいな!お母さんは楽譜をたくさん持ってるでしょ?私も楽譜がたくさんになりたい!”
教育とは、子どもが生活をする中で「出来た!もっとやりたい!」といえる場面を多く作ることが正解だと感じています。
子どもが学習塾やピアノ教室に通っていてもいいです。
大切なことは、家庭の中でもフォローをするということです。
継続は力なり!とは、お子さんが小さいうち、すなわち幼児期については、家庭での教育がいかに継続的に行われているかが、子どもの成長(出来量)に直結すると考えています。
ちなみに、我が子のピアノ指導内容
・朝テレビを付ける前に「かえるのうたを一回弾いておこう!」と誘います
・お昼を食べる前に「かえるのうたを一回弾いておこうか!」と誘います
・父親が帰宅したら「かえるのうたを一回聴かせてあげよう!」と誘います
計3回!
1回の時間はほぼ2〜3分程度!!
それでも毎日やっていますから、1週間で2曲目突入なのです。
「教育」は「自分で生活することを教える」ことですから、何かしらの教育を毎日やるといいと思っています。
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ニコニコ先生日記
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