大人は子どもを「待つ」ことができるか

 

 

親は子どもが【自立するまでは側にいる】

育児について、最近辿り着いた私の答えです。

 

【ただし、見守ることを中心に】

これが大事だと思っています。

 

 

 

 

親が子どもに見せる指示(手本)は、最初の1回目、ないし2回目まで。

子育てにおいて、子どもが継続していること(遊びや勉強)については、その後は基本的に見守ることだけでいいとわかってきました。

 

親からの指示や声掛けが多ければ、子どもの頭では処理しきれなくて、逆にされるがままの無反応な子どもになりかねません。

子どもにだって考える脳みそはありますから、考える時間を与える必要があるのです。

 

しかし私もこの“指示の多さ”については毎回反省と再試の連続です。

 

先回りが多い(口出しが多い)親にならないことが、私の目標です。

 

 

 

 

さて、では子育てで親が先回りをしないためにするにはどうしたら良いのか。

 

「なぜ泣いているの?困ったことがあるの?お母さんに何してほしい?」

 

私は子どもが泣いていたらこのように聞くようにしています。私の本心とは別な時が多いですが、そこはグッと堪えて前途したような聞き方をするをするようにしています。

 

私は自分の意見を言う前に、まずは子どもの意見を聞いてみよう心掛けるようにしています。

なぜなら、私の客観的な解釈と、子どもの泣いた理由が違うと気づいたからです。

 

 

 

 

ピアノ指導でも同じです。

 

私は娘に毎日ピアノ練習をしてもらっています。

私は仕事でピアノ講師をしているものですから、娘には私の指導方法の研究(大げさに言うと)をさせてもらっています。

 

5歳の長女は最近ピアノを弾くのを遊んでいます。色んな音を出してみたり、弾き方を変えてみたりです。

彼女が遊んでいる時間は、もちろん私は待ち時間になります。「キラキラ星を弾こう!」とか「連弾をするよ〜!」などと言ってピアノに誘ってるので、私は一刻も早くピアノ練習を始めたい気持ちです。

 

しかし私は娘から学んだことがあります。

 

子どもも「考えている」ということです。

 

私はこの「待ち時間」に彼女をよく観察してみました。何を遊んでいるのかと。

 

すると、彼女はどうして弾き方によって音が変わるのか、どうしたらイメージの音が出るのかを、鍵盤を叩きながら考えているようでした。

 

娘はピアノ弾き遊びを3分もしたら、満足そうに「じゃあ弾こう!」とこちらに顔を向けて言ってくるので、私は娘がちゃんと遊び時間と練習時間を切り替えられるなら「待つこと」はありだとわかったのです。

 

私は娘から「待つ」ことを学びました。

 

 

 

 

 

子育ての話に戻りますが、子育て中のお母さんは本当に毎日忙しくしていると思います。

子どもたちや家族が今日を無事に過ごしてもらいたいと思っているので先回り思考や行動を取りやすいです。

私についても同じです。

 

少しだけ(一瞬でも)「子どもの考えている時間を待つ」というのはいかがでしょうか?

 

新しい発見があるかもしれません。

 

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ニコニコ先生日記

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①「このドリルちょうだーい?!」と棚から私の五線譜を見つけ出した娘。

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急にソルフェージュを始めました。
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私とのピアノ練習中に、急に、一人で。
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あなたは、「待てますか?」

 

 

 

②「私もオムライス作りたーい!いい?」と急に朝のバタバタした台所にやってくる娘。

突然です。
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先を急がないで「いいよ」と言える親でいられますか?
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娘は朝食を自分で用意したことをとても満足そうにお父さんに報告していました。

 

※ちなみに私は娘にこう返しました。

 

「オムライス?!(心の声:え、今から!?)

おーいいね。じゃあ残っているプリント(朝活プリントです)をやったらオムライスを作ってね!」

 

【いいよ。その前に〇〇をしたらね!】はとても有効です。

 

 

 

 

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