弾き方を考える

「今のここ、どう練習したら弾けるようになったの?!」

 

ピアノレッスンでは、直す時の声掛けがどうしても「こうよ」と訂正してしまうことが多いので、直された箇所の「弾き方を考えて(覚えながら)弾く」ことを伝えています。

 

ぶんぶんぶん

ト長調のポジションで

「ラシドラ ソーーー」と弾きたい時

 

1.まずは形を見つける

ラシド 上る形

ラシドうん で練習します

 

2.上ったら、最初の音に戻る

ラシドうん ラー

 

3.4拍に合わせてゆっくり弾く

ラ シ ド ラ

1 2 3 4

 

 

どんな曲についても、難しいところは分解して弾きますが、初心者はそれに加えて指を動かすことが難しいです。

ト長調のソのポジションなので、ラシドラは2342の指運指です。

2から始めた動きを最初のラに戻すことが一番の難関なのです。

 

 

⭐︎

 

 

ピアノの蓋の上で指を動かしたり、戻るときは一つ飛ばしの幅になっていること、ラシドラと口に出したりして、何度も練習すると弾けるようになりました。

 

 

ここで聞きます。

 

「今のここ、どう練習したら弾けるようになったの?!」

 

音の掴み方は何でも良いです。

自分で弾いた動きを「把握」できているか、ここが重要です。

 

 

「2から上って一つ飛び(で弾く)」

「ラシドラって弾く」

「上ったら2に戻る」

「最初に戻る」

 

生徒それぞれに把握の仕方が違うことがわかります。

違うことはいいのです。

大事なのは「自分の指の動きを脳で把握して言語化出来たこと」が理解に繋がったことです。

 

 

⭐︎

 

 

何度か練習したら感覚で弾けちゃう人もいると思います。

 

音で覚えた。

指の動き方で覚えた。

 

どちらもポイントは「覚える」ですね。

動きを把握して覚えて弾くと弾きやすいのです。

 

「弾き方を考えて(覚えながら)弾く」癖を付けておくと譜読みが早くなります。

難しいところほど、弾き方を「考える」時間を使ってあげてください。必ず弾きやすくなります。

 

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ニコニコ先生日記

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