英語?日本語?日本の子どもたちへ。幼児期に必要な言語はどちらか。
随分前から幼児教育から流行り出して、「知育」や「早期教育」関連のおもちゃや習い事までもが親御さんの心を鷲掴みにしています。
一部「英語教育」にも熱が上がっている親たちの中に、私も居ました。
3年前までは。
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私は現在ふたりの子ども、上が5歳と下が3歳の女の子を育てています。
今回はその2人の教育事情をもとにお話ししますが、私がたどり着いた結論は、「早期教育での英語教育には弊害が起きる」ということです。
まずは我が子の事例でお話ししていきます。
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【上の子の場合】
・2歳から某大手通信教材の英語教材を受講する
・大手音楽教室が運営する英語クラスにも通う
【親の心境】
・親が率先して子どもに英語のDVDを見せたり、CDを聴かせようとする
・親が知っている英語文を使って、子どもと会話しようと心掛けようとする
・通信教材や習い事の教室でもらう教材にどっぷりハマれば大丈夫と信じる
【結果】
・親が英語の勉強に疲れる
・日本語で話す時間がもったいないと思ってしまう考え方になる
・子どもとの触れ合い時間をDVD漬けにしてしまったと困っていて、その教育方法に実は抵抗したいという、自分の気持ちに葛藤があることに気がつく
【下の子の場合】
・通信教材は上の子のお下がりでいいやという軽い心構え
・上の子と一緒に英語耳になってもらえたら一石二鳥だという軽い気持ち
【親の心境】
・1歳半から本格的なトイレトレーニングを始めた時に、私が英語は不便だと感じて、会話の中で英語を極端に使わなくなる
・日本語の絵本の読み聞かせや日本の童謡を歌うときに、私がリラックスできると感じて、親の私が日本語を好むようになる
【結果】
・親子の会話が爆発的に増える
・2歳の誕生日には2語文で話していた
・親が子どもとしゃべることに積極的になる
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我が子の歳の差は2歳ですが、
その間に私の教育価値観は大きく変わりました。
上記のように、5年間の育児の中で沢山の育児本に出会いました。
幼児教育に関しては、実際には自分で経験しないと分からなかったがことが多いですが、第二子が生まれたからこそ、自分のやり方を変えてみる勇気が出たのも確かです。
どれが正解か、何が正解か、
ということではなく
「子どもにとって生きる力になるのはどれか」
という選択をしていくべきだと思っています。
上の子は現在5歳になり、テレビで流れる世界情勢についてのニュースに関心を持つようになりました。
下の子は童謡を替え歌で披露するほど好きになっています。
それは親である私が日本語を丁寧かつ大量に喋り続けているからだと考えます。
幼児期には大切な母国語をしっかり入れてあげることが、そののちの自己表現のし易さにも繋がると感じています。
私はまだ育児の途中ですが、子どもたちにはこれからも臨機応変に教育を与えられたらと思います。
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ニコニコ先生日記
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