4歳児に初めて戦争の話をしました

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本は図書館で借りました。

上の写真の中から、子どもに戦争の話をするのに選んだのは【これから戦場に向かいます 写真と文 山本美香】です。

 

 

 

 

私が我が子(4歳と2歳)と車に乗った時に話をしました。

 

低年齢児の場合は、話から逸れないような環境を設定するのは大事だと思いました。

悲惨な写真が多々あり逃げたい気持ちになるためです。

 

今回は以下の点にまとめてお話していこうと思います。

 

1.なぜ4歳児に戦争の話をしようと思ったか

2.戦争の話を聞いた直後の反応

3.話初めはどうしたか

4.子ども伝えたかったこと

 

 

 

 

 

1.なぜ4歳児に戦争の話をしようと思ったか

 

日本には戦争という状況はないが、日本の外に出れば今戦争をしている国があることを知ってほしい。

借りた本の中には“5歳で子ども兵士だった時の話”をしてくれた著者や、“爆弾で生後5ヶ月の赤ん坊を亡くしたと話すおじさんの顔が忘れない”写真がありました。

戦争というものは私たち大人はもちろん、小さな子どもにも大きな影響があることを実感できます。それは、我が子にも伝えなければという証明になりました。

 

 

 

2.戦争の話を聞いた直後の反応

 

4歳の上の子は顔が引きつるほど悲しそうな、残念そうな表情をしていました。

本の半分まできたところで「もう話をするのはやめて」と言いました。

悲しむことは容易に想像ができました。感情移入ができるような年頃になってきたのでそれはわかっていました。しかし、話を終わられせてはいけません。戦争はそう簡単に終わらないからです。

本を読むのが2度目の私でさえ終盤は涙してしまうほど、写真には現実感があり、そこに映る人々の耐えられない辛さが伝わってきて、悲しかったです。子どもたちにも、戦争で受けた傷には悲しみしかないことをわかってもらえたと思います。2歳の下の子も、さすがに足を無くした子どもの写真を見た時は異変に気付いたと思います。

 

 

 

3.話初めはどうしたか

 

「2人は戦争という言葉を知っていますか?」と質問から入りました。

私は普段から車の中では本を読んでいるので、子どもたちは“今日はどんな本かな?”と思っていたと思います。

言葉を知っていても知らなくても「では今日はこの本を読みたいと思います。」と言って本を読み始めればいいのです。

 

 

 

4.子どもに伝えたかったこと

 

なぜ戦争は始まったのか、なぜ戦争はしてはいけないのか、戦争がない日本にいる私たちには何ができるのか、これらを中心に話して締めました。

 

私たちにできることは、戦争が起こっている事実や昔から戦争があったことを知ること。

本を読めばたくさんのことがわかるからひらがなやカタカナを勉強すること。

畑を耕し食べ物を作って食べて仕事をすること、自分にできる仕事を今から始めよう。

 

そんなことを伝えました。

 

 

 

 

戦争に限りませんが、「知ること」は大切です。

子どもに教えるとなるとどこから教えていいかと悩むと思いますが、児童書が一番いいと思います。1冊で起承転結されていて伝えやすいです。

 

「戦争」となることとても重い話になると躊躇しがちですが、日本以外の国では戦争が起きています。

私は知らない、では済まないと思います。

 

ぜひお子さんたちに伝える時の参考になればと思います。

 

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