「勉強は当たり前」+「外で遊べ」=子ども
私自身5歳と3歳の女の子を育てる親ですので、ピアノ教室を運営している傍ら、常に幼児教育の内容やその仕方を考えています。
幼児期における教育内容ついては「量よりも質より継続」と言えます。子どもは一度に覚えられることは少なくても、1日に1回を1週間、1ヶ月続けていけば習得してしまうとわかったからです。
そして教育方法については「子どもは外で遊んで体力を付けてから家で勉強をしよう」にたどり着いています。
☆
私が現在育児で心掛けていることを書いていこうと思います。
【ピアノ指導】
ピアノ指導については、ピアノ指導が私の一番得意なことで且つ私の仕事の研究のためでもあるので、我が子とのピアノ時間は必須で日々を過ごしています。
下の子は3歳になった現在、ピアノを弾くことに興味を持ち始めているようです。まだ観察中
【朝活】
通称、朝プリント
内容は市販のドリルや手作りプリントなどなんでも構いませんが、私は意識的に子どもが机に着いて問題や課題に取り組む時間を設けています。私の仕事の都合上夕方は子守が出来ないので、子どもたちが机に着く習慣作りは「朝」に設定しています。
下の子は起床後にテーブルにプリントが置かれてないと「プリントは?プリントやりたーい」と言いだします。1年半も朝活を継続していると、プリントをしないことは気持ち悪いようです。
【勉強】
勉強と言ってもいろいろですよね。
最近の私は子どもの勉強と遊びを分けたほうがよいと考えるようになりしました。
勉強は、「当たり前」と言えるようなもので、ひらがな、カタカナ、1桁の足し算・引き算、うちで言えばそれに加え音符読みなど。
その他は遊びとしようと思っています。
【遊び】
「遊び方」というのは勉強と同じで、親から子へまずは教える必要があると思っています。私は子どもたちだけで遊ぶようになるまで子どもたちの側に着いて一緒に工作をしたりシール貼りのお手伝いをしようと思います。
【外遊び】
私も私の夫も子どもの頃は外でよく遊んだものです。自分の子どもたちにも同じような子ども時代を過ごしてもらいたいと思っています。
無料の公園や市民プール、親戚の畑や山に行けば遊び放題です。また、博物館や美術館、演奏会などにも積極的に連れていき、子どもたちには自分の住む街で存分に楽しんでもらいたいと思っています。
☆
【子どもの1週間は大人の1日分】
私は子どもがそんな感覚で成長しているという実感があります。
親は子育ての計画だけは先回りしておいて、子どもと実際に接するときは前向きな言葉で、さらには時間にゆとりを持った態度でいるのがいいなと思っています。
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ニコニコ先生日記
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不登校について
我が子が不登校になることもあるかもしれない、そんな結果もあるかもと頭の片隅に置いて、この記事を書いています。
☆
私が子育てで一番意識している事は「習慣作り」です。
特に2人目の子どもは、1人目の時よりも私自身が親としての不安が少なかったので子どものための習慣作りがスムーズでした。
【私が子どもにどんな習慣を身につけさせたかったか】
とてもシンプルかもしれません。
・3度の食事
・挨拶
・排泄(1歳児からのトイレトレーニング)
・寝る
・机について勉強
・幼稚園に通うことは子どもの仕事
以下に一つずつ細かく書いていきます。
☆
私は親の習慣と子どもの習慣を一緒にする必要があるとは言いません。
ダイエットのために1日2食にしている親御さんはそのままに。
ここでは子どもだけの「習慣作り」について書いていきます。
・3度の食事
私は我が子が保育園や幼稚園に通うことになることを想定して、1.2歳児から3度の食事を意識していました。食事内容はひとまず置いておいて、「食事は朝、昼、夜の3回食べる」ことを子どもに提供しました。量や内容はご家庭によって違うのは当たり前ですのでここでは触れません。おやつも別の話です。
子どもたち、今では朝起きたら朝食を食べ、幼稚園で昼食を食べ、幼稚園から帰ってきたら夕食を食べることが当たり前になっています。
・挨拶
挨拶の練習に一番良いのは家庭内ですが、家を出てご近所さんにお会いした時が本当の練習の場です。人と会ったらまずは「こんにちは。」と声を掛けること。私は子どもの見本となるために挨拶は率先して行ってきました。
幼稚園に上がれば朝の挨拶は要求されますから、小さいうちから挨拶の習慣があることが良いと思います。
子どもたちは家を出たら、今では恥ずかしがることもなく大きな声で挨拶ができます。
・排泄
私は長女のトイレトレーニングの際は知識と情熱が無かったのでとても遅くに始め、長い期間を経て完了させましたが、それでも長女に関しては後味は悪くなかったので、トイレトレーニングを始める時期や期間は人それぞれだということを先に言っておきます。
さて、次女の場合は、私には早くオムツを取るんだ!という情熱があったので彼女が1歳半から本格的なトイレトレーニングを開始しました。彼女は2歳過ぎの頃には完全にパンツで生活をしていしました。
私は現在3歳の次女と5歳の長女に、女性には月経があることも教えています。子どもたちは月経中で体調の悪い母親をとても気遣ってくれますし、女性として将来のことを意識するようになっています。
・寝る
小さい子どもは昼寝も含まれます。
一日の疲れを癒すのは睡眠です。大人の健康の話は置いておいて、子どもの寝不足は次の日のテンションに影響を与えますから、私は子どもの睡眠時間についてはとにかく時間を確保するように心掛けてきました。今日は遅くてもいいか!という日はほとんどありません。
子どもたちは今では遊びに熱中する年頃になってきましたが、「いつもの寝る時間」になったら大人しくお布団に入って絵本を読んでもらっています。
・机について勉強
勉強というと公文のようなプリント学習を思い浮かべるかと思いますが、基本的には「なんでもOK」なのです。私が子どもたちと初めの頃に行っていたお勉強は絵本を読む、折り紙、ぬりえ、シール遊び、もちろんプリント、などです。
重要なことは、子どもが自分で机について指導者の話を聞いて要求された作業が出来るかという「忍耐の時間」なのです。もちろん本人の好きではないことを要求されることもあります。しかし良いことに、なんでもやってみるという「前向きな気持ち」も芽生えていきます。
我が家では子どもたちには「朝プリント」と称して、ぬりえやドリルなどを起床からすぐに取り組んでもらっています。課題を終えてから遊ぶ、または朝食を摂るといった流れです。
これられを続けて成果があったことは、長女に関しては、オンライン模試で1時間机につく必要があった時はバタバタせず最後まで取り組む忍耐力が見られました。次女に関しては、幼稚園では上のクラスレベル並みの集中力で作業をしていると先生から褒められています。
☆
現在長女は幼稚園に通い始めて4年目です。彼女が1〜2年目の時に通いたくないがややあり、私はなんとかして幼稚園に行かせる手立てとして「朝活」を取り入れるようになりました。その後は次女と2人で幼稚園に行くようになったのもあり、お姉さんらしい堂々とした態度で幼稚園に通えるようになっています。
次女の場合は幼稚園に通う前から、上の子の真似をして朝活に取り組んでいたので、朝活1年半、幼稚園1年目という感じで、今のところ幼稚園には「自分もお仕事」という感じで通っています。
・幼稚園に通うことは子どもの仕事
これがこの記事の最大の項目ではないでしょうか。
我が家は夫婦共働きなので子どもたちが幼稚園に通わなかったら、私たちは仕事に手がつかなくなり家計的にも大変なことになります。
私は子どもに幼稚園に行く理由として「あなたたちの仕事は幼稚園に行くこと」と伝えています。子どもがお母さんと離れるのが寂しいと泣くことはもちろんあります。そんな時は私も急に胸が痛くなりますが、子どもにはお迎えに来るからね、としっかりハグをして別れます。
☆
今後もし我が子が「小学校に通いたくない」と言ったら、私は全力で解決に努めると思います。
「小学校に通わせる」という目標を持って。
宿題の量はどうかな?
制服はどうかな?
給食はどうかな?
友達はどうかな?
先生はどうかな?
通学路はどうかな?
色々あると思います。
私も人生、歳を重ねてきていますからだいたいは経験しています。親は子どもにとって良い相談役となり、親子で乗り越えて行こうと思っています。乗り越える力を作り出すのが人間ですからね。
現在我が子が幼稚園児なので、私は主に幼稚園の洗礼を受けないような幼児期の過ごし方を、我が子が生まれた時から考えてきました。今後は我が子が小1の壁にぶつからないような生活にシフトしていく予定です。
親が【少し】先回りすることで、子どもの不安が減ると信じています。
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ニコニコ先生日記
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子どもに希望する前に、親が「情熱を持つ」!
私に子どもが生まれて最初に感じたことは「元気に生まれてきてくれてありがとう」の一言でした。
我が子がそこから半年、1年と成長をしていくと、私は「ちゃんと歩けるかな?」「ちゃんとご飯を食べてくれるかな?」と希望するようになり、さらに1.2年が過ぎる頃には「ちゃんと喋れるかな?」「あいさつが出来るかな?」とますます希望することが増えていました。
現在、私が最初に産んだ子は5歳になりました。
私が今彼女に希望することは「彼女が自分の好きなことを見つけて欲しい」です。
私は彼女の好きなことを知って、それをたくさんさせてあげたいと思うからです。
私はこの5年間で、なんども育児のやり方を変えては彼女に何を与えればいいのかを考えてきました。
「これをすれば彼女のためになる」と半ば決めつけるような態度で接してきたこともあります。
しかし、子どもも5歳になると自分の「気持ち」を言えるようになるので、そこからは彼女の意見を聞くようにように心掛け、今では習い事などについては相談するようになりました。
☆
子どものお勉強については「親が子どもにどれだけ情熱を掛けられるか」が焦点だと思っています。
たまたま私には得意の「ピアノを教える」という技術があるので、我が子には情熱を掛けて(半ば強制的に)教えています。
情熱というのは「続ける」ことですね。
反対に私に情熱が足りなかったのは英語教育です。5年前の私には想像がつかないほど、今や英語に対する情熱はほとんど冷めています。
私は英語教育に対して熱が冷めてしまったのではなく、正しく言うと、我が子とは母国語の日本語で思う存分おしゃべりを楽しみたいと思ってしまったからなのです。
☆
私は我が子に習い事をさせたいと思った時や、何か新しい事をさせてあげたいと思った時は、「親である自分が情熱を掛けて続けられるのか」と自問自答するようにしています。
途中で考え方が変わればその都度考え直していけば大丈夫です。
将来を想うことに正解はないですが、不正解もありません。家族とたくさん話し合い、決めていけばいいと思います。
尾道市立図書館の近くにある古民家カフェ「水尾之路-みおのみち」さん
パスタはもちもちで大好きです。
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大人は子どもを「待つ」ことができるか
親は子どもが【自立するまでは側にいる】
育児について、最近辿り着いた私の答えです。
【ただし、見守ることを中心に】
これが大事だと思っています。
☆
親が子どもに見せる指示(手本)は、最初の1回目、ないし2回目まで。
子育てにおいて、子どもが継続していること(遊びや勉強)については、その後は基本的に見守ることだけでいいとわかってきました。
親からの指示や声掛けが多ければ、子どもの頭では処理しきれなくて、逆にされるがままの無反応な子どもになりかねません。
子どもにだって考える脳みそはありますから、考える時間を与える必要があるのです。
しかし私もこの“指示の多さ”については毎回反省と再試の連続です。
先回りが多い(口出しが多い)親にならないことが、私の目標です。
☆
さて、では子育てで親が先回りをしないためにするにはどうしたら良いのか。
「なぜ泣いているの?困ったことがあるの?お母さんに何してほしい?」
私は子どもが泣いていたらこのように聞くようにしています。私の本心とは別な時が多いですが、そこはグッと堪えて前途したような聞き方をするをするようにしています。
私は自分の意見を言う前に、まずは子どもの意見を聞いてみよう心掛けるようにしています。
なぜなら、私の客観的な解釈と、子どもの泣いた理由が違うと気づいたからです。
☆
ピアノ指導でも同じです。
私は娘に毎日ピアノ練習をしてもらっています。
私は仕事でピアノ講師をしているものですから、娘には私の指導方法の研究(大げさに言うと)をさせてもらっています。
5歳の長女は最近ピアノを弾くのを遊んでいます。色んな音を出してみたり、弾き方を変えてみたりです。
彼女が遊んでいる時間は、もちろん私は待ち時間になります。「キラキラ星を弾こう!」とか「連弾をするよ〜!」などと言ってピアノに誘ってるので、私は一刻も早くピアノ練習を始めたい気持ちです。
しかし私は娘から学んだことがあります。
子どもも「考えている」ということです。
私はこの「待ち時間」に彼女をよく観察してみました。何を遊んでいるのかと。
すると、彼女はどうして弾き方によって音が変わるのか、どうしたらイメージの音が出るのかを、鍵盤を叩きながら考えているようでした。
娘はピアノ弾き遊びを3分もしたら、満足そうに「じゃあ弾こう!」とこちらに顔を向けて言ってくるので、私は娘がちゃんと遊び時間と練習時間を切り替えられるなら「待つこと」はありだとわかったのです。
私は娘から「待つ」ことを学びました。
☆
子育ての話に戻りますが、子育て中のお母さんは本当に毎日忙しくしていると思います。
子どもたちや家族が今日を無事に過ごしてもらいたいと思っているので先回り思考や行動を取りやすいです。
私についても同じです。
少しだけ(一瞬でも)「子どもの考えている時間を待つ」というのはいかがでしょうか?
新しい発見があるかもしれません。
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ニコニコ先生日記
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①「このドリルちょうだーい?!」と棚から私の五線譜を見つけ出した娘。
急にソルフェージュを始めました。
私とのピアノ練習中に、急に、一人で。
あなたは、「待てますか?」
②「私もオムライス作りたーい!いい?」と急に朝のバタバタした台所にやってくる娘。
突然です。
先を急がないで「いいよ」と言える親でいられますか?
娘は朝食を自分で用意したことをとても満足そうにお父さんに報告していました。
※ちなみに私は娘にこう返しました。
「オムライス?!(心の声:え、今から!?)
おーいいね。じゃあ残っているプリント(朝活プリントです)をやったらオムライスを作ってね!」
【いいよ。その前に〇〇をしたらね!】はとても有効です。
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子どもに自由な時間はあるのか?
ニコニコピアノ教室の「新教室」がスタートしました!
玄関と待合場
教室には2台のピアノが入っています
生徒さんはグランドピアノを弾きますよ〜🎶
先生と横並びです
今月はすでに2名が体験レッスンをしています。
来週もさらに1名のご予約をいただきました。
これから皆さまと会えるのを楽しみにしております!
☆
さて、子どもたちは習い事で大忙しの今日。
子どもたちに自由な時間は十分にありますか?
自由、というのは色々です。
ぼーっとしたり、あるいは絵を描く、おままごと遊び、ブロック遊びなど何かに熱中する時間のことだったりを指します。
我が家は新居への引越しの関係で子どもたちの生活リズムは昨年までとは変わってしまいましたが、私は【子どもたちの自由な時間】については常に念頭においてスケジュール管理をしています。
私が子どものために【時間を作っている】方法は一つ
【習い事を減らす】です。
☆
私は5歳の長女と習い事について相談をしました。
私「延長保育の時、幼稚園で習い事が出来るよ。バレエ教室、書き方教室、リトミック教室、体操教室。何かやってみたい?」
長女「興味がないからやらない!クラス(延長保育の部屋)で遊ぶから大丈夫!」
私は娘の言葉に感心してしまいました。
だって彼女にはクラスで遊ぶというやりたい事が明確にあったのですから!笑
☆
長女が唯一通っている英語教室についても二人で相談をしています。
娘「いつまで通うの?英語教室に行かないで家で遊びたい。」
私「そうね。確かにね。お母さんはあなたにアルファベットの読み方を習ってほしいのよ。習い終わるまで通ってくれる?」
娘「それでいいよ。じゃあ終わったら行かないよ?
英語は家で勉強するから大丈夫だよ!」
なんと頼もしい娘でしょう。
家で勉強してくれるのでしょうか?笑
…でもそうなったら私が教材を準備しなくてはならないのかな?笑
☆
習い事をすると「宿題」が出されます。
宿題がないのはプールくらいでしょうか?
私も自分のピアノ教室の生徒さんには宿題を出していますから、私の生徒さんも今頃宿題に追われているのでしょうね…
下の写真は、我が家の長女のピアノ練習の様子です。
好きな曲1曲(弾き慣れている曲)
発声
きらきら星かカエルの歌(最近弾き始めた曲)
リズム奏と譜読み
教本より1〜2曲
最近は以上の流れを毎回行っています。
15分ほどで終わります。
娘は昨年12月のピアノ発表会に参加して以来、ほぼ毎日ピアノを弾いています。
これはお母さんが時間を作っているおかげ、とも言えますが笑
それでも継続してピアノを弾いているのは彼女にとって素晴らしい時間となっているはずです。
娘は、最近はピアノ室ではとても楽しそうなので私も安心して指導が続けられています。
「毎日続けられるか」
それが親が子どものために行う習い事との付き合い方だと思います。
☆
幼稚園くらいの年頃の子どもは、たくさん遊ぶ事が大切!
公園に行くもよし、家で遊ぶもよし、おじいちゃんおばあちゃんの家に行くのもよし、お出掛けするのもよし。
【自分で見て、聞いて、考える】
これらを繰り返し行っておく事で子どもたちは楽しい子ども生活を送れるのではないでしょうか。
ある時は、子どもたちは自分でゲームの画面を書いて遊んでいました。
ある時、子どもたちは親戚の家に遊びに行っても工作をしたがるので、私はついに親戚のお宅に作業箱を作ってあげました。
ある時、説明書の完成図を照らし合わせてマスコットを配置した3歳の次女。
パズルやぬりえ効果かなと私は思っています。
☆
習い事が週4のお子さんも私の周りにいます。その子は小学生なので、「体力があるならいいか!」と思っていますよ🎶
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5歳初舞台!発表会直前「やっぱり弾けない」と言われた時の親の対応
我が家の長女は12月に行われたピアノ教室の発表会に初めて参加しました。
結果としては、子も親も大満足の舞台となりました。
発表会を終えたその夜には「好きな曲があった!」「私も練習したら弾けるかな、弾きたい!」と興奮していたり、
翌朝には「発表会に出て良い思い出になった」と回想したりしていました。
ピアノ練習については、発表会後も毎朝「ピアノ練習10分」は欠かさずに続けています。発表会の日に好きになった曲を2日後には最後まで弾けるようになりました。
発表会前よりも確実にピアノが好きになっていること、練習することで掴める未来があること、舞台は緊張するけど終わった後は素晴らしく晴れやかな気持ちになれること、大きくこの3つが彼女を成長させました。
☆
そんな発表会の舞台裏には、実は「ハラハラ」したことがありました。
娘が「やっぱり弾けない。発表会に出たくない。」と言い出したのです。
開演のほんの10分前のことです。
娘はそこでやっと私と話が出来たからか、彼女は自分の気持ちをしっかりと伝えたいようでした。
私は、発表会当日はピアノ教室の講師としても動いていて、会場準備からリハーサル、本番中の司会進行まで全て行うことになっていました。
娘と言えど「生徒さんのうちの一人」として接する心づもりだったので、当日の彼女の付き添いは夫にお願いしていました。
しかし弾きたくないという言葉が出てきた時、そこは私は「母」になって彼女と接したのです。
☆
私は、まず発表会に出たくないことをどこまで本気で考えているのかを確認しました。
「発表会に出るのは出来ない?」
「ピアノを弾くのは出来ない?」
娘は「弾けない」「出れない」と言いました。
「何で弾けないと思ったの?」
娘は「他の人はみんな歌ってないから。私は歌いたいけど、歌わなかったから弾けないと思う。」と言いました。
※この日まで娘は「山の音楽家」を、歌詞を歌いながら弾いていました。
「他の人は歌ってなかったね。でもあなたは歌ってもいいと思うよ。あなたの発表会だもん。」
娘は「でも弾けないと思う」、と今にも声を出して泣き出しそうな顔でした。
私は、娘が「歌いたくなくなったけど、歌わないといつもと違うから緊張して弾けないと判断した」のだとわかりました。
そこで私は、このままでは決着がつかないと思い、話し合いの場所を舞台の見えないところに変えることにしました。
「一回トイレに行こうか。お母さんもトイレに行きたいと思ってたんだよね。」
手を繋いで一緒にトイレまで行きました。朝から準備を手伝ってくれてありがとうと労ったり、髪型やワンピースを褒めたりしながら。
「緊張はするよね。」「じゃあ、どうしたら緊張しないかな?」
娘は「お母さんと一緒なら大丈夫」と言いました。
「なるほどね!お母さんが横にいたら弾けるのね!お母さんは横に座ってるだけでいいかな?」
娘は「お母さんが歌って。そしたら弾ける。」
「なるほど!お母さんが歌うのね。いつもお母さんも歌ってたもんね。」
「あなたはピアノ。私は隣に座って歌う。最後までね。」
「良かった!方法が見つかって!じゃあ二人で舞台に上がろうか!」
娘はついに笑顔になってくれました。
二人で「頑張るぞー!エイエイオー!!」をしました。その時の娘は不安がなくなって勇気が戻っているようでした。その後私も安心して娘を夫に預けられました。
☆
本番。
私はプログラムのアナウンスを終えた後、娘と一緒に舞台に上がり、お辞儀は一人で頑張ってみてねと伝えていたので娘の後ろからお辞儀を見ていました。
本番の朝も一緒に練習した曲「山の音楽家」。
私も娘も朝とまるっきり同じように、立ち振る舞いました。
娘は、1番の歌詞は緊張からか私の方まで声は届きませんでしたが、3〜4番は歌詞がよく聞こえるほど声を出して歌っていました。
私はスポットライトの光線もあって、顔が熱くなるほど娘との共演に嬉しさが込み上げてきました。
娘は、最後のお辞儀ではお客さんの席をよく見てから頭を下げていました。横から見る娘の顔はとても満足そうで喜びに満ちた笑顔をしていました。
あ〜娘の話をちゃんと聞けて良かった。私はそう思いました。
☆
私は、ピアノ発表会に「正解がなければ不正解もない」ことを娘から学びました。
目標までのやり方は人それぞれです。ピアノや習い事だけではなく、普段の親子間での日常生活にも通ずると思います。
自分たち親子にあった解決策を見つけて、試行錯誤しながら進んでいけばいいと思います。
子どものことを一番よく知っているのは親ですからね。
必ず、解決できると信じています。
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余談
次女3歳は今回は「お姉ちゃんに花束を渡す係」をしました。
次女は、3ヶ月ほど上の子のピアノ練習に付き合ううちに、自分も「発表会に出る」と意気込んで、弾いてはお辞儀をする真似をしていましたが、本当に出るのはまだ先です。
音楽ドリルの写真は、次女が朝活で半年かけて取り組んだものです。
しっかり下積みをしたあとの舞台は、本当に感動モノでしょうね。次女についてはその日を楽しみに、コツコツと音楽的感性を育てていこうと思っています!
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必要ある?なし?子どもの習い事
ニコニコピアノ教室は令和5年2月から新しい教室になります!
綺麗で楽しみです〜🎶
☆
さて、本題です。
私自身は個人でピアノ教室の講師を仕事としているので、ここではさすがに「お子さんに習い事はさせなくてもいいですよ!」とは言い難いものです。
今回のブログでは、「子どもにとって必要な習い事って?」というところに焦点を当てて書きたいと思います。
☆
「習い事の極意」
技の習得と経験。
この二つが習い事に含まれていると思います。
子どもが、自分の親がピアノを弾ける家庭に生まれたら、まずは親に習うのが習い事についての一番最初の経験だと言えます。
子どもが、サッカー選手のお父さんからサッカーを教えてもらうのはごく自然な流れです。
私で言えば、たまたまピアノの楽譜が読めて弾けるからこそ、我が子にもピアノを教えたいという想いが込み上げてくるので、娘にはピアノを教えています。
家で子どもがお母さんに料理を教えてもらったり、掃除の仕方を教わったりするのも立派な習い事だと私は言いたいわけです。
私の基本的な考えとして、親が子どもに教えられること(技術)は親が教えるべきだと考えています。
我が家ではピアノや水泳がそれに当たります。
しかし私(親)が出来ないことは英語なので、英語については子どもには教えられないので外の教室で習わせています。
家庭の中では賄いきれない事柄については外注する、つまり親子の関係では生み出せない技術については「外で習わせる」のです。
ここで教室の出番が来ます。
☆
先日ピアノ教室に、新たに生徒さんが入会しました。
私はそこで改めて自分と誓うのです。
「この生徒さんにもピアノを楽しんでもらおう」
・生徒さんにはピアノを弾けるようになってもらいたい。
・生徒さんには楽譜通りに弾いてもらいたい。
私がピアノ教室を始めて5年くらいはそう思っていました。
“習い事の教室なんだから”
“お月謝をいただいているんだから”
私は生徒さんにはきちんと技術を身につけてもらいたいとばかりを目標にしていました。
しかしそんな高度なことは「楽しんだあと」でいいんだと、気づいたのです。
私にそれを気付かせてくれたのは、私の実の子どもです。
5歳になる我が家の長女は、親に自分の気持ちをはっきりと言える子です。
「もうピアノはヤダ」
私も落ち着いてきちんと向き合って彼女の話を聞くと、彼女が嫌がっている理由がわかりました。
「楽しくないから」
「つまらないから」
私は完全に指導方法の間違いに気付かされたのです。
楽しくないことをなぜ続けないといけないのか、子どもはわかりませんね。
私は過去のことを振り返ってみました。
・しまじろうのDVDを観ながら一緒に踊ったこと。
・おかあさんといっしょを観ながら一緒に歌ったこと。
・私が歌う童謡に合わせて一緒に手拍子をしたこと。
そこにはいつも娘の笑顔がありました。
娘はいつも音楽を楽しんでいたじゃないか。
私は娘にピアノをさせたくてずっと準備をしてきたじゃないか。
なぜピアノは嫌のか。
ピアノも音楽じゃないか。
☆
今年2022年のピアノ教室の発表会に、我が家の長女も参加しました。その日の娘との記録をInstagramに書いたので読んでもらえたらと思いますが、
発表会は控えめに言って最高でした。
娘がそれまで練習し続けてきた曲を、お客さんの前で弾けた勇気には感動しかありません。
本番の一週間前に、前途した娘からの「ピアノはイヤだ」発言があり、それを機に私は「音楽とピアノ」について考えさせられ、加えて「習い事と家庭」についても一緒に考えました。
習い事をさせる上で重要なことは「継続」です。
週一回のレッスン以外に、自宅で復習を続けることが習得への鍵です。
娘との毎朝10分間のピアノ練習については、Instagramでも報告していますが、そこでは週に一度は「先生と生徒」になれたとしても、それ以外は「母と子」の関係です。
いかにピアノを継続してもらえるかは「母(親)から子への声掛け次第」だと、確信しました。
私が母として子どもに用意したことは、「時間」です。
上達の鍵が継続することなので、子どもにはピアノを練習するための「時間を与える」必要があります。
ご家庭によって状況は違うと思いますので私の例は参考までにしていただければと思いますが、
私は毎朝8:20〜8:30までを娘のピアノ時間として与えることを決めました。
ピアノ時間として決めたのは、12月の発表会に出ると娘と相談して決定してからなので、9月中旬頃からのことです。
時間が少しズレて8:28〜8:33となってしまっても、弾く時間が3分間や5分間になりそうだとしても、毎朝ピアノ教室に寄ることを辞めようとしたことはありません。
お陰で、娘は私と喧嘩してても、もちろん気分が良くても、「毎朝ピアノを弾いてから幼稚園に行く」ことを一度も拒否することなく、習慣にしてくれました。
発表会が終わって一週間が経った現在でもその習慣は無くなっていません。
(今回の発表会に出た結果、ありがたいことに本人はピアノをもっと弾けるようになりたいと思うようになったようです。)
私が先生としての立場で娘に意識したことは「間違ってもいい、やってみよう、合わせてみよう」「できることを多くやらせよう」です。
ピアノ教室では、前々からそれを念頭に生徒の皆さんには指導していたつもりでしたが、娘には発表会前には厳しくしていたと反省しました。
☆
発表会前2.3日前から、本番、翌日〜一週間後に掛けて、私と娘は「音楽を楽しんでいます」。それがピアノという楽器を通して出来ているので、ピアノ教室の講師である母としてはより一層嬉しい気持ちです。
子どもが「やりたい!」と言った時に、親が教えたり、外注することは大いに喜ばしい作業ですが、子どもが「やめたい」「やりたくない」と言った時の対応が実は親にとっては一番重要な仕事だと思っています。
習い事に対してその子がその後の人生で「ずっと嫌」な印象を持ち続けるのか、「嫌な時もあったけど、好きと思える」と良い印象を持ち続けるのかでは大きく違います。
箸の持ち方や鉛筆の持ち方一つとっても同じだと言えます。
「習い事」の一つなのですから。
そこから言えることは、習い事の必要あるなしの見極めは、教室の先生ではなく「親」です。
私のピアノ教室に通っている生徒さんの親御さんにも言えますが、我が子にとって有利な習い事は進んで行ってもらい、子どもが習い事に対して嫌な思いをしていたら、それを解決させるために親子で話し合いをしてほしいと思います。
子どもにとって親は一番の理解者ですからね。
私もこれから子どもが成長していく中で、子どもの習い事や勉強とたくさん向き合うと思います。その都度子どもとたくさん話をして、習い事の方針は一緒に決めたいと思っています。
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近々娘との連弾を載せたいと思っています♪