母と恩師と私と
待ちに待ったこの日。
私の母と、私のピアノの恩師と、私の3人での会食。
久しぶりに恩師と再会した母は話が弾み、20年来の付き合いがとても良い会となりました。
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〜ここからは私と恩師と母の話〜
私は小学1年生の頃からピアノを習い始めました。"女の子にはピアノを"という母の願いでピアノを習い始めたのです。
最初に私にピアノを教えてくれたのが、現在の菊川にある音楽教室主宰の恩師です。明るくてハキハキとしていてパワフルな印象がありますが、とても丁寧な方です。そして優しいです。
恩師の第一印象に魅かれ、母はこのあとずっと、恩師のことを"良い先生ね"と言っています。
先生には、私の学生生活の大半をお世話になりました。毎週毎週通っていたピアノ教室は生活の一部となり、教室に行くのが"当たり前"となっていました。
"ただ練習する"から"音大を目指して練習する"に変わり、練習量など"全く違う!!"とめげた時もありましたが、どうにか音大に入学出来ました。今ではそんな私を沢山励ましてもらったんだなと感謝しています。
私が音大を卒業して、幼稚園の先生として働くようになってからも、ピアノの発表会にはお手伝いに来てほしいと声を掛けてもらっていました。この時はほぼ童謡曲しか弾いておらず、自身のピアノ磨きは怠っていました。
そんな私が幼稚園を辞め、OLとして働いていた頃、「講師としてやってみない?」と声を掛けてくださったのです。
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「あなたのことをよく知っているから」
「幼稚園の先生をやっていて良かったね」
「あなたの評判はいいよ」
母の手前緊張もしていましたが、沢山褒めていただき嬉しかったです。
母にとって、長年ピアノを習い続けて音大に入ったのだからと、私にはそのまま「ピアノに関わる仕事」に就いてもらいたかったはずです。新卒で幼稚園の先生になると告げた時は、何も言われませんでしたが少し残念そうでした。
音大生の頃にアルバイトでしていた大手音楽教室の受付で、ピアノ講師の実入りがじつに少ない事を知ってショックを受けました。それ以来、ピアノの先生になる夢を諦めていました。
周りに回ってしまいましたが、やっと、母の願いと私の夢が実現したのです。
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現在、恩師の教室と自身の教室の生徒を合わせると約30人です。毎日OL業を時短勤務してからピアノレッスンをしています。
最初の数ヶ月はその激務から体重が3キロ落ちましたが、現在ではこの生活にも慣れ、忙しくも楽しくやっています。
今後の展開としては、講師をしている私の友人らに声を掛け、皆がピアノレッスンをどのようにしているかを見学し合い、指導の向上に繋がるような勉強をしていきたいと思っています。
現在の私のレッスンは、実は恩師のレッスンに基づいています。もちろんそれでここ2年近くしやっていますが、もっと視野を広げていければと思っています。
生徒一人ひとりにあったピアノレッスンを心掛けて、これからも指導していきます。
長くなってしまった「母と恩師と私と」の話をお読みいただき、ありがとうございました。
『ニコニコピアノ教室』
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ニコニコ先生日記
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