家族が大好き!モーツァルト
以下、「モーツァルトの手紙」より
1769/12/14
「大好きなママ!
何もかも楽しいことばかりで、ぼくはすっかり有頂天です。だって…
ぼくがママに(手紙を)書くわけは、ぼくが深く深く尊敬しているママに、なすべきことをちゃんとわきまえていることを、見てもらうためです。 ではさようなら。
ヴォルフガング・モーツァルト」
モーツァルトは1756年1月27日生まれなので
この時は13歳ということになります。
モーツァルトの最初の演奏旅行(音楽の師でもある父親が同行)の際に、家にいる母に送った手紙です。
1777/9/23
「大好きなお父さま。
ありがたいことに、ぼくたちは無事に、目的地に着きました。…
そろそろ(手がを書くのを)終わりにしなくては。ママはもうすっかり着替えています。ぼくたち二人は、パパがおからだを大事にするように、お願いします。…
追伸、ペンが固くて、失礼しました。
9月24日朝6時半ごろ(馬車の中で)
もっとも従順な息子
ヴォルフガング・アマデー・モーツァルト」
次なる演奏旅行へ行く際、父親が残って、代わりに母親と同行することになったため、父に宛てて書いたもの。この時モーツァルトは21歳。
モーツァルトと同じくピアノが上手だったと言われている姉にも、大量の手紙を書いています。
そしてそこにはダジャレも。
モーツァルトはこんなことも書いています。
「ママの手に千度、すなわち1000回のキッスを。」
「姉さんに1000度のキッスをします。」
「ママのお手に1000度キッスを。さようなら、ビンバール(飼犬)に1000のキッスを。」
「パパの手に1000度もキッスをし、姉さんを、ぼくが今日煙草を吸った回数だけ、抱擁します。」
旅の道中の話、作曲の話、お給料の話、出会った人の話の中に、いつも【家族を尊敬し、それでいてユーモアもあり、愛を持った、このような表現が何度も】出てきます。
手紙ってこんなにも才能が現れるんだと、
とても感心しながら読んでいます。
また感想を載せます。
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ニコニコ先生日記
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