子どもの考える力(芽)を潰さないで
病院の出入り口ですれ違った親子の会話が引っかかりました。
親「あ、予約の5分前だ、入っていいかな。ま、いいか入ろう。」
隣にいる娘に向かって
親「早く。遅い!」
4歳くらいの娘「待ってー」
親「あんた、スーパー ミラクル 遅い!!」
親は先に受付内に入ってしまいました。
娘は後から付いてきて、玄関先に座って靴を脱いでいました。
私が見届けたのはそこまで。
☆
お母さんは準備が良いのでしょう。診療予約の5分前に着いていて"余裕があるのに""早く"って?
それに最後のトドメ"スーパー ミラクル に遅い"って、何でしょう?
これでは、娘さんの自尊心は潰され、劣等感を持ちかねません。。
靴の脱ぎ方上手ね〜
日頃から出来ている証拠ね〜えらい!
と私は思っていましたが、、(^^)
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小さい子供を持つ親になるとわかりますが、
確かに子どもの歩く速さはゆっくりです。
ゆっくりなのは歩幅が大人より短いからですね。それを大人に合わせて歩くと早歩きになり、その勢いで走り出すのです。
で、大人は走り出した子供を"急に"走り出して危ない!と注意したり、あるいは激怒します。
子どもの手を掴んで、子どもの歩く速さに合わせて大人も歩いてみてください。
子どもの目線に立って、子どもの調子を見てあげてください。
大抵の子どもは、親についていこうと目の前のワクワクと親の近くを離れないように、の双方の距離を考えながら行動しているはずです。
子どもの考える力を、せっかくの芽を、潰さないでください。
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ピアノ教室に来ている生徒さんにも同じです。
音の間違えを注意するだけではなく、
違う音を弾いたことを確認させ、なぜそうなったかを考えさせ、直すにはどうすればいいか弾き方(練習方法)を工夫するように、会話で促します。
プロセスを作ってあげることで、次回からその箇所について自分で気をつけることが出来ますし、私から注意されたと思わずに"自分で解決策を見つけた"という自信に繋げていけるはずです。
子どもの力は無限大です。
どう伸ばしてあげるかは大人の言葉掛け次第ですね。
マイナス感情をぜひ、プラス感情に変えて発言していきたいものです。
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ニコニコ先生日記
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