個性の出現
個性というのは、
お菓子のマフィンで例えると
プレーン味だったり
クルミが入っていたり
チョコチップだったり
バナナだったり
作り手が好きな“味” に仕上げていくのに似ています。
ラッピングされた状態は“完成” ということですね。
プレーン味でも、焼きを入れることで
一つ一つ全く同じ焼き目にならないのも、
“一つ” という特別感を感じます。
☆
ということは、
同じピアノ曲を何人もの生徒が弾いたとしても
全く同じ結果にはならないということですね。
細かいことを言うと、
・次の音が何かを考えるタイミング
・音がわかって鍵盤を押すタイミング
・次の音は何かなと、楽譜を見るタイミング
それらだけでも、タイミングが変われば
同じものにはなりません。
しかし、私たち講師がすることは
“雰囲気” をつくることです。
マフィンなら
甘く、しっとりとしていて、ふわふわ。 など
その“もの” に似合った雰囲気に仕上げることが
私たちの仕事だと思っています。
いわば作り方を教えている感じです。
“マフィンって食べたことある?”
“どんな味だった?”
“どんな材料が入っていると思う?”
想像力を働かせて、生徒自ら仕上げてもらいます。
作業が難しいところはお手本を見せたり、一緒にやったり。
ここで大事なのは、
このプレーン味に飽きて
クルミを入れたい!チョコチップがいい!という声に「応える」ことです。
それこそが個人の発した“個性の出現” だからです!
もちろん、
クルミがない時は代わりにレーズンはどう?という提案もしています^ ^
指導のマニュアルはなくても
“甘くて、しっとりとした、ふわふわなマフィンにする為に” 様々な手順を考えています。^ ^
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ニコニコ先生日記
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