個性の出現


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個性というのは、


お菓子のマフィンで例えると

プレーン味だったり
クルミが入っていたり
チョコチップだったり
バナナだったり

作り手が好きな“味” に仕上げていくのに似ています。



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ラッピングされた状態は“完成” ということですね。


プレーン味でも、焼きを入れることで
一つ一つ全く同じ焼き目にならないのも、

“一つ” という特別感を感じます。





ということは、

同じピアノ曲を何人もの生徒が弾いたとしても
全く同じ結果にはならないということですね。


細かいことを言うと、
・次の音が何かを考えるタイミング
・音がわかって鍵盤を押すタイミング
・次の音は何かなと、楽譜を見るタイミング

それらだけでも、タイミングが変われば
同じものにはなりません。


しかし、私たち講師がすることは
“雰囲気” をつくることです。


マフィンなら
甘く、しっとりとしていて、ふわふわ。 など

その“もの” に似合った雰囲気に仕上げることが
私たちの仕事だと思っています。


いわば作り方を教えている感じです。

“マフィンって食べたことある?”
“どんな味だった?”
“どんな材料が入っていると思う?”


想像力を働かせて、生徒自ら仕上げてもらいます。

作業が難しいところはお手本を見せたり、一緒にやったり。



ここで大事なのは、

このプレーン味に飽きて
クルミを入れたい!チョコチップがいい!という声に「応える」ことです。

それこそが個人の発した“個性の出現” だからです!


もちろん、
クルミがない時は代わりにレーズンはどう?という提案もしています^ ^


指導のマニュアルはなくても
“甘くて、しっとりとした、ふわふわなマフィンにする為に” 様々な手順を考えています。^ ^

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ニコニコ先生日記
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