教える=情報の共有
ピアノの発表会では、生徒さんと連弾もします。
連弾:一台のピアノを二人またはそれ以上で弾くこと。
このラプソディ・イン・ブルーは
私がちょうど音大生になりたてのころに流行った、漫画が原作のドラマ「のだめカンタービレ」のメインテーマ曲です。
懐かしい思い出を演奏する機会に恵まれ、
そのために練習する機会に恵まれ、
嬉しい思いです。
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さて、
“教える” とはどういう事なのか。
私は、
“相手が知らないことを伝える” ことだと思っています。
一方的に聞こえますが
受け取るのは相手次第なので
こちらは相手に“伝わるように” 伝え方を工夫します。
逆を言うと、
“教わる” とは“自分が知らなかったことを伝えてもらう” ことだと思っています。
ピアノ教室で言えば
講師は教える立場。
生徒は教わる立場。
講師は生徒の知らないことを伝える。
生徒は講師に知らないことを伝えてもう。
“教える = 情報の共有” だと考えます。
☆
ですから、
この情報の共有に ““相手を試す”” ことはいらないと思うのです。
・・・
Aさん その日みんなで飲み会ねって約束してたじゃない?でも○○さん、気分悪くしちゃったの。なんでかわかる?
Bさん わからないわ。
Aさん わからない?私もわからなかったんだけど、○○さん、その日自分の誕生日だったんだって〜。忘れられていたことで怒ってるみたい。で、結局飲み会じゃなくて誕生日をお祝いしようってなったんだけど、
知らなかったでしょう〜?
Bさん 知らなかったわ。
・・・
単純に教える場合
→
Aさん ね〜○日、○○さんの誕生日だったんだって〜。知ってた?
Bさん 知らなかったわ。
Aさん でもその日みんなで飲み会の約束してたじゃない?だから○○さん気分悪くしちゃったのよ。でも結局その日は飲み会じゃなくて誕生日をお祝いしようってなったのよ!
Bさん そうなのね。わかったわ!
・・・
前例には、Bさんの知っているか知らないかを“試す” 言葉が伺えます。
しかし後例には、Bさんに“ただ情報を伝えてあげよう” としている態度が伺えます。
教室等の「教える、教わる」にはこの後例が使われますが、私生活の中には前例が多く見られてたまに辟易します。
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私の主観ですのでご了承ください。
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ニコニコ先生日記
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