宿題の出し方

学校や塾では“宿題”が当たり前ですね。

 
ピアノ教室でも、生徒さんの性格、その日の調子、進度を見て、宿題を出すのか出さないのかを、その都度決めています。その都度です!(マニュアルがないのです‼︎)
 
 
私の生徒さんの例を挙げて、宿題の出し方について話をします。
 
 
♪年長さんの女の子の場合…
この生徒さんは書くことが得意で初めのうちはドリルの方がよく進んでいました。(ドリル=音符の基本となるマルを五線譜に書いたり、ト音記号などを書いたりします)
良く出来るからと、“宿題を出すこと”(←初めのうちはお家でやってきてね!と言っています)については、ドリルが先になりました。
教室に来て半年が過ぎる頃には教本が2冊目に突入して、徐々に指の使い方を頭でコントロール出来るようになり、並行して読譜力が上がっていました。
スタートダッシュはゆっくりでしたが、緩やかな上り坂でしたので、ピアノ曲の宿題については曲が良く進む頃から「じゃあここ(4小節)は練習終わったね!次はお家で最初から最後まで弾いてきてね」と諭しました。
それからは家でやってくることを増やしています。
 
 
1☆家で一度でも弾いてくれば宿題を増やす
2☆時間が無くて…と言えば教室で一緒に弾くから大丈夫よと安心させる
3☆宿題なんて出来ない!ということであればひとまず宿題を出すとは言わないことにする。
 
3→2に行けば気持ちが変わったこということですし、2→1に行けば意欲が出てきたと見て良いと思います。
 
 
このように、生徒さん1人を例に挙げても必ず背景がありますので、その都度で出すか出さないか、また出した時の対処出さなかった時の対処を見極めることが必要ですね。
 
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ニコニコ先生日記
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